-vol.33-

++あの靴は捨てた++
今期の清水宏保選手(スピードスケート金メダリスト)は「0からのスタート」だという。
彼は、金メダルを獲得し世界記録を塗り替えた「体の一部」であるそれを捨てたのである。
それが意味するモノは計り知れない!
「今の自分について来ていない。」のだそうだ。
多くの栄光を手にした「あの靴」であっても体の動きと同体にならなければ意味をなさない。
新たな靴職人を求めNYへ飛んだ。
「彼程の選手であればそんな事をしなくても!?」
しかし「思い立ったら即行動」そして何より「熱意を伝えたかった」のだという。
既に今期は連勝中!
しかも 低気圧接近という“運”も味方に付け国内リンク初の34秒台※を叩き出し、自ら(リンク記録)のカベを突き破った。
そう”彼は宝物であるはずの「あの靴」を捨てて甦った、いや「新生」したのだ!!
「時には引く(捨てる)勇気を持て!」という” そして30才の若者が勇気を示してくれた。
分かっているのだが、なかなか出来るモノではない。
小生のライフワークである「自分探しの旅」何を捨てるべきなのか?
この教訓を飲み込む事こそが、新たなスタートラインなのだろう!?
※気圧に影響されるというスピードスケートでの34秒台は、平地にあるMウエーブ(長野)では難しいとみられた数字

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